シトロエン ベルランゴといえば、輸入車MPVカテゴリで2021年から2025年まで5年連続登録台数No.1を記録し続けてきた、日本市場における絶対的な存在感を持つ一台だ。そのベルランゴに、初導入当初から圧倒的な支持を集めたボディカラー「SABLE(サーブル)」が、再び限定カラーとして帰ってきた。Stellantisジャパンが2026年8月20日に発表したプレスリリースによれば、今回の復活は全4モデル・合計500台限定。アウトドアとタウンユース両方を楽しみたいドライバーにとって、見逃せない一報だ。
この記事のポイント
- フランス語で「砂」を意味するSABLEは、ベージュ×グレーの絶妙なサンドカラー。日常にも自然の中にも溶け込む万能色
- 標準・ロング・XTRグリップコントロールパッケージを含む全4モデルに展開。合計500台の限定設定
- 価格は467万円〜499万2000円(税込)。8月20日より全国シトロエン正規ディーラーにて発売
SABLEとはどんな色か
「SABLE」は、フランス語で「砂」を意味する言葉をそのままカラーネームに冠したボディカラーだ。ベージュをベースに、グレーのニュアンスをほんのりと加えたサンドカラーで、白系でも茶系でもないこの絶妙な立ち位置が、多くのドライバーを惹きつけてきた理由のひとつといえる。
公式発表によれば、このカラーは「自然の風景にも都市の街並みにも心地よく溶け込む」と説明されており、マリンやフォレストなどのアウトドアシーンでも、週中の市街地走行でも「浮かない」汎用性の高さが特長だ。派手すぎず、かといって埋没しない。そういった塩梅の良さは、日常使いの多いMPVというボディタイプとも相性がよく、この色がヒットした背景には必然性がある。
ちなみに2025年には特別色として「アクア グリーン」が復活し、好評を博したことも報告されている。SABLEの復活は、その成功に続く形で実現したとみることができるだろう。

ファンの声が呼び戻した復活劇
SABLEがベルランゴに初めて設定されたのは、同モデルが日本のカタログモデルとして正式導入された2020年のことだ。当時の販売実績を見ると、全体の約7割をこのカラーが占めたという。複数のボディカラーが設定されている中で7割という数字は、いわゆる「一強」状態であり、いかにこの色がマーケットにフィットしていたかを物語っている。
その後、2022年にSABLEの販売は終了。しかし、ベルランゴファンからの復活を求める声は途絶えなかったようで、2023年には「BERLINGO Edition Sable」として500台限定で再登場。このときは5人乗りの標準ボディに加え、初めて7人乗りのロングボディにも採用され、大きな反響を呼んだと公式は伝えている。
今回の2026年版は、2023年に続く2度目の限定復活にあたる。ファンコミュニティが実際にモデルの仕様・ラインナップ拡張につながるほどの力を持っていることを証明した事例ともいえる。メーカーとユーザーが対話を重ねながらモデル展開を深化させていくこのスタイルは、ベルランゴというクルマのブランドとしての成熟を示している。

全4モデルの構成と価格
今回の限定設定は、ベルランゴの幅広いラインナップをカバーする形になっている。Stellantisジャパンの発表によれば、以下の4グレードが対象だ。
・BERLINGO MAX BlueHDi(標準ボディ):限定100台 / 467万円
・BERLINGO LONG MAX BlueHDi(ロングボディ):限定150台 / 485万円
・BERLINGO MAX BlueHDi XTR Grip Control Package(標準ボディ):限定100台 / 481万2000円
・BERLINGO LONG MAX BlueHDi XTR Grip Control Package(ロングボディ):限定150台 / 499万2000円
(すべて税込)
注目したいのは、XTR Grip Control Packageが今回のSABLEラインナップに加わった点だ。走行モードを選択できるグリップコントロールを搭載したこのパッケージは、砂利道や雪道など路面状況の変わりやすい場面でも安心感を高めてくれる装備。アウトドア志向のドライバーにとっては、SABLEのカラー選択と相乗効果で「使えるクルマ」感が一層際立つ組み合わせといえる。
販売は2026年8月20日より全国のシトロエン正規ディーラーにて開始。合計500台という数は、2023年版と同じ規模感だ。人気の高さを考えれば、早めの確認が賢明だろう。

ベルランゴが選ばれ続ける理由
改めて整理しておくと、ベルランゴは2021年から2025年まで5年連続で輸入車MPV登録台数No.1を記録している。これは単年のヒットではなく、継続的な支持の積み重ねだ。
その背景には、フランス車らしい独自のデザイン性と、「道具として使える実用性」の高次元での両立がある。広大な荷室、フラットで座りやすいシート、見切りのよいボディサイズ。これらがファミリーユースとアウトドアユースを兼ねたいドライバー層に刺さってきた。
さらに、今回のSABLE復活に象徴されるような「ファンの声を拾い上げてモデルに反映させる」姿勢も、長期的な支持につながる要因のひとつだろう。限定色という形ではあるが、そのプロセスはブランドとしての信頼感を着実に積み上げている。SUVが市場を席巻する中でMPVというカテゴリで5年連続No.1を維持し続けていること自体、ベルランゴの実力を語るに十分な事実だ。

グレードと価格(SABLE 限定車)
| モデル | ボディ | 限定台数 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| BERLINGO MAX BlueHDi | 標準ボディ | 100台 | 4,670,000円 |
| BERLINGO LONG MAX BlueHDi | ロングボディ | 150台 | 4,850,000円 |
| BERLINGO MAX BlueHDi XTR Grip Control Package |
標準ボディ | 100台 | 4,812,000円 |
| BERLINGO LONG MAX BlueHDi XTR Grip Control Package |
ロングボディ | 150台 | 4,992,000円 |
| 合計 | 500台 | ||
価格はすべて税込のメーカー希望小売価格。ボディカラーはいずれも特別色「SABLE(サーブル)」。2026年8月20日より全国のシトロエン正規ディーラーにて発売。
Roadly編集部コメント
SABLEというカラーが7割というシェアを叩き出した2020年当時を振り返ると、「ベルランゴといえばこの色」という認識がいかに強かったかがよくわかります。2023年の限定復活でも500台が設定されましたが、今回はXTR Grip Control Packageも選べるようになり、アウトドア色がより強まった印象です。砂色のクルマで砂利道を走る。少し洒落た組み合わせですが、実際にグリップコントロールの安心感は街乗り以外の場面で効いてくるはず。500台はあっという間に埋まる可能性が高いため、気になる方はディーラーへの早めのアプローチをおすすめします。
ベルランゴ「SABLE」限定復活は、単なるカラーバリエーションの追加ではなく、ファンとブランドの対話が形になった一台だ。500台・全4モデルという幅広い選択肢で、8月20日より発売中。在庫状況は各ディーラーに確認を。
情報源・出典
- 情報源:Citroën 公式(日本)
- プレスリリースタイトル:シトロエン BERLINGO に人気色「SABLE」が特別限定色として待望の復活
- プレスリリースURL:https://www.stellantis.jp/news/20260820_citroen_berlingo_sable
本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。
※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。