ジャガー「Type 01」2026年ワールドプレミア|1,030PS・航続720km・日本価格2,188万円から
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ジャガー「Type 01」2026年ワールドプレミア|1,030PS・航続720km・日本価格2,188万円から

2026.10.07

2026年10月7日、ジャガーが新型モデル「Type 01(タイプゼロワン)」をワールドプレミアした。最大1,030PS・WLTP航続720kmという数値もさることながら、専用の電動アーキテクチャを一から開発し、英国ソリハル工場で生産するという本気度が際立つ。日本では「Type 01 1030PS」が2,188万円から、キュレーションシリーズ第一弾「Design Vision」が2,552万円からと価格も公式発表済みだ。Roadlyでは8月のインテリア先行公開時にも取り上げたが、今回はパワートレイン・航続距離・価格・生産地・発売スケジュールという核心情報がすべて出揃った。現時点で判明している全貌をまとめる。

この記事のポイント

「Type 01」という車名が持つ意味

ジャガー公式発表によれば、「Type」は歴代の象徴的なモデルたちへの敬意、「0」は走行時のゼロエミッション、「1」は新世代の最初の1台を指す。いずれも単なる語呂合わせではなく、ブランドの方向性を端的に示す命名だ。

このモデルはジャガー独自の電動専用ボディアーキテクチャ「JEA(Jaguar Electric Architecture)」を初めて採用する市販車でもある。既存のプラットフォームを流用するのではなく、「1,000PS超の4ドアGTに最適な土台は自動車業界に存在しなかった」として一から開発に踏み切った点は、メーカーの発表の中でも特に強調されているポイントだ。

ジャガー マネージング・ディレクターのRawdon Glover氏は「Type 01はジャガーの本質を新しい時代のクルマへと蒸留したものです。デザインとエンジニアリングのあいだに一切の妥協をしていません」とコメントしており、開発姿勢の徹底ぶりがうかがえる。

ジャガー Type 01 のフロントフェイス。スリムなLEDヘッドライトとJAGUARの文字

3モーター・850V。パワートレインの核心

公式発表によれば、Type 01のパワートレインは3モーターAWDシステムを採用。最高出力は最大1,030PS、最大トルクは1,365Nmに達する。0-100km/hは3.2秒からで、100km/hから180km/hへの転がり加速は4.0秒という数値も公表されている。単純な発進加速だけでなく、高速域でも余裕のある加速感を持たせるという設計思想が数字に表れている。

駆動力の配分を担うのが「インテリジェントトルクベクタリング」で、3つのモーターが必要な場所に必要なだけトルクを送り込む。前後重量配分は50:50で、統合型ボディ・バッテリー構造による低重心とあわせて、ドライビングダイナミクスの基盤を作る。なお四輪エアサスペンション・デュアルバルブ式アクティブダンパー・四輪操舵システムも備わっており、高出力GTとしてのハンドリング面の作り込みも丁寧だ。

プレスリリースでは、2度のワールドチャンピオンを獲得したJaguar TCS Racingのフォーミュラ Eチームのノウハウがキャラクター構築に活かされたとしている。レース由来の知見が量産車にどう落とし込まれているか、実際のドライブフィールが気になるところだ。

ジャガー Type 01 が公道を走行する斜め前方からのカット

航続720km・13分で321km。充電性能を読み解く

バッテリー容量は使用可能118kWh、システム電圧は850V。公式発表による航続距離はWLTPで最大720km。試験基準の異なるEPAでは最大400マイル(約644km)が想定値とされ、高速巡航時でも最大320マイル(約515km)を確保するとしている。また「日常のドライブの最大99.7%は途中充電なしで到着できる」という統計的な表現も公式サイトに明記されており、実用性への自信がにじむ。

急速充電は最大350kWに対応。13分で321km分を充電できるというのが目を引く数値で、10〜80%の充電は最短22分とされている。充電ポートは左右両側に設けられており、スプリット充電機能によって異なる電圧の充電スポットにも対応できる設計だ。

なおメーカーは「これらの数値はEU法規に基づく正式な認証試験前のメーカー推定値であり、実際の数値は運転スタイルや気候条件などで変動する」と注記している。航続や充電時間は参考値として捉えておきたい。

ジャガー Type 01 を後方上空から見下ろしたカット。道路を進むシルバーのボディ

空力Cd0.23。見た目と性能を両立した外装

Type 01のシルエットは低いルーフライン、長いボンネット、伸びやかなリアオーバーハング、そして標準23インチホイールが特徴だ。フレームレスドアや、センサー類をボディ表面の裏側に隠す設計によって、外観のクリーンさを徹底的に追求している。ドアハンドルと3段階展開式スポイラーは必要なときだけ現れる仕組みだ。

空気抵抗係数はCd0.23と発表されており、これは歴代ジャガー市販車でもっとも低い値になる。アクティブベーンや3段階展開式スポイラー、気流の最適化が組み合わさってこの数値を達成している。360件を超える特許出願が行われたとされており、開発の密度がうかがえる。

カラーラインアップは、リファインドグレー・ビジョナリーシルバー・ドラマチックホワイト・アイコニックブラック・コンペリングブルー・モダニストブルー・メズマライジングゴールドの7色。グロス仕上げとサテン仕上げが選べる。Design Visionには専用色「ビジョナリーシルバーサテン」が設定される。

ジャガー Type 01 のサイドビュー。長いボンネットと低いルーフラインのシルエット

8月時点から追加されたインテリア情報

Roadlyでは今年8月のインテリア先行公開時にセントラルスパイン・トラバーチン由来の色彩・ClearSightリアビュー・ペブルビーチ登場の話題をすでにお届けしている。今回の公式発表で加わった情報を中心に補足する。

注目はMeridian製パノラミックサウンドバーで、フロントガラス下のほぼ車内幅いっぱいに設置される自動車初のフルワイドかつフルレンジのスピーカーシステムとされている。ClearSightリアビューディスプレイはこのサウンドバーに組み込まれており、従来のルームミラーが不要になる。センサリーオーディオとフロントシートのホットストーンマッサージ機能もあわせて、乗員の感覚に働きかける装備が充実している。

ディスプレイは24インチの一枚ガラスOLED(Interactive Driver Display)をドライバー正面に配置し、中央には7インチのスマートフォン型タッチスクリーンを設ける。ラゲッジスペースは450リットル超で、引き出し式コンパートメントや床下収納も用意される。5G Wi-Fiホットスポット(最大8台接続)、ワイヤレスApple CarPlay/Android Autoといった接続機能も用意される。

ジャガー Type 01 を真上から見たキャビン。セントラルスパインが4つの独立した座席空間を分ける

英国ソリハル製・2027年納車。生産と価格

メーカー発表によれば、Type 01は英国のソリハル工場で2027年から生産を開始する。電動駆動ユニット(EDU)とバッテリーパックはウルヴァーハンプトン、プレス成形のボディパネルはマージーサイド州ヘイルウッドで製造される。JLRはこれを「次世代車両への115億ポンド投資」の一環として位置づけており、ソリハルでは約9,000人がEV生産に向けた再訓練を受けたとしている。

日本での価格はジャガー公式サイトに明記されており、「Type 01 1030PS」が¥21,880,000より、キュレーションシリーズ第一弾「Design Vision」が¥25,520,000よりとなっている。英国価格は130,000ポンドからの発表で、為替レート次第ではあるが日本価格との差も確認しておきたいところだ。

受注開始は2027年初頭、初回クライアントへの納車は2027年後半を予定。保証は車両3年(定期点検・ロードサイドアシスタンス含む)、バッテリーは8年または16万km。JLR CEOのPB Balaji氏は「英国の伝統と大胆な創造性、先進技術を組み合わせたこのクルマで、新しい世代の情熱的な顧客を迎え入れたい」とコメントしている。

夕景の壁を背にしたジャガー Type 01 の斜め前方カット

JAGUAR Type 01 主要諸元・日本価格

項目 内容
モデル名 JAGUAR Type 01(タイプゼロワン)
ボディタイプ ラグジュアリー4ドアGT
アーキテクチャ Jaguar Electric Architecture(JEA)
駆動方式 3モーターAWD(インテリジェントトルクベクタリング)
最高出力 最大1,030PS
最大トルク 1,365Nm
0-100km/h加速 3.2秒
100-180km/h加速 4.0秒
バッテリー容量 118kWh(使用可能)
システム電圧 850V
航続距離 WLTP 最大720km / EPA想定 最大400マイル(約644km)
高速巡航時の航続 最大320マイル(約515km)
急速充電 最大350kW。13分で321km分、10〜80%は最短22分
空気抵抗係数 Cd 0.23
前後重量配分 50:50
ホイール 23インチ(オプションで21インチ)
ディスプレイ 24インチ一枚ガラスOLED + 7インチタッチスクリーン
ラゲッジ容量 450リットル超
生産拠点 英国ソリハル工場(2027年生産開始)
受注・納車 2027年初頭 受注開始/2027年後半 初回納車(予定)
保証 車両3年/バッテリー8年または16万km
グレード 日本価格(税込)
Type 01 1030PS ¥21,880,000 より
Design Vision ¥25,520,000 より

2026年10月7日時点。航続距離・充電時間はEU法規に基づく正式な認証試験前のメーカー推定値で、実際の数値は運転スタイルや気候条件などで変動する。英国価格は130,000ポンドから。日本公式サイトの掲載画像は欧州仕様のため、日本仕様とは異なる場合がある。

Roadly編集部コメント

ジャガーが本当に「別物」になろうとしている。Type 01を見ていてそう感じる。ポルシェ タイカンやアウディRS e-tron GTなど強力なライバルが存在する4ドア電動GTセグメントで、1,030PS・Cd0.23・JEA専用設計という三点セットで真っ向から勝負しにきた格好だ。日本価格2,188万円というラインは決して安くはないが、Design Visionの2,552万円も含め、ブランドが狙う「ラグジュアリーGT」の立ち位置を価格でもはっきり示した印象がある。2027年の受注開始まで時間はあるが、まずはソリハル生産によるビルドクオリティと、実際のロングドライブにおける航続の実力がどう評価されるかに注目したい。続報が入り次第、Roadlyでお届けする。

Type 01は2027年初頭に受注開始、同年後半に初回納車の予定だ。スペックと価格の全貌が出揃った今、次の注目ポイントは日本仕様の詳細確定。Roadlyでは引き続き最新情報を追っていく。

情報源・出典

本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。

※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。

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