ルート概要

茅野市を出発した国道299号は、標高を上げるにつれて白樺の森へと表情を変え、やがて標高2,127mの麦草峠へと達します。これは渋峠に次ぐ国道としての日本第2位の標高であり、JAF Mate OnlineやモトメガネIの「新日本百名道」にも名を連ねる格付け済みの名峠。距離約77kmを1時間34分ほどで走り切るルートですが、沿道の立ち寄りどころが充実しているため、半日から1日かけてじっくり楽しむのがおすすめです。

峠に向かうワインディングは中速コーナーが連続し、アクセルの踏み方ひとつで車の素性が伝わってくる快走路です。麦草峠を越えると眼下には八千穂高原の白樺群生地が広がり、秋には黄金色に染まる白樺の幹が林立する光景が待っています。白駒池では標高2,115mの湖面に原生林が映り込み、「苔の森」と呼ばれる神秘的な遊歩道も整備済み。走りとフィールドワーク、両方の欲求を満たしてくれるルートです。

ルートマップ

チェックポイント

Start
中央自動車道・諏訪ICから約20分の茅野市街がスタート地点。国道299号(メルヘン街道)の起点を過ぎると、すぐに八ヶ岳山麓の高原風景が始まります。出発前に市内のコンビニや道の駅「縄文の里・茅野」で補給を済ませておくと安心です。標高が上がると補給ポイントが限られるため、燃料も早めに確認しておきましょう。
茅野市・国道299号起点
Photo by GS30 Z via Google Maps
Point 01
麦草峠(標高2,127m)
国道として渋峠に次ぐ日本第2位の標高2,127mに位置する峠。展望が開けた峠付近には「麦草ヒュッテ」が建ち、駐車スペースも確保されています。気温は真夏でも20℃前後まで下がることがあり、澄み切った空気の中に八ヶ岳連峰の稜線が映えます。走り終えたエンジンを冷ましながら、峠の風を全身で感じる瞬間はドライブの醍醐味そのものです。
麦草峠(標高2,127m)
Photo by Kei Kei via Google Maps
Point 02
白駒池
標高2,115mに位置し、標高2,000m以上の湖としては日本最大の天然湖。麦草峠駐車場から徒歩約15分でアクセスでき、周囲を囲む原生林と湖面の静寂は圧倒的です。「苔の森」と呼ばれる遊歩道では、樹齢数百年の倒木を覆うコケのグリーンカーペットが続き、まるで別世界に迷い込んだような感覚を味わえます。早朝の霧がかかる時間帯が特に幻想的です。
白駒池
Point 03
麦草峠を下りた先に広がる八千穂高原は、日本最大級の白樺群生地として知られています。100万本を超えるとも言われる白樺が斜面を埋め尽くし、秋の黄葉シーズンには黄金色の幹と白い樹皮が交互に輝く絶景が出現します。ドライブ途中に車を停めて見上げると、梢の間から差し込む光が木漏れ日となり、思わずシャッターを切りたくなる瞬間が続きます。
八千穂高原・白樺群生地
Goal
ルートの終着点となる八千穂高原自然園は、四季折々の高原植物と整備された遊歩道が楽しめる締めくくりにふさわしいスポットです。園内にはレストハウスも併設されており、走り切った後の休憩に最適。佐久穂町市街には温泉施設もあり、長野の山岳ドライブの疲れをゆっくり癒してから帰路につくことができます。帰りは佐久ICから上信越道を利用すると都市部へのアクセスも快適です。
佐久穂町・八千穂高原自然園

フォトギャラリー

実用情報

ドライブガイド

出発地茅野市(国道299号起点)
目的地佐久穂町・八千穂高原
距離約77km
所要時間約1.6時間
難易度中級
ベストシーズン春・秋|6〜7月は新緑と高山植物、10月上旬〜中旬は白樺の黄葉が最盛期。早朝の霧と朝日が重なる時間帯は特に幻想的な景観が広がります。
有料道路特になし(全線一般国道299号。帰路に上信越道・佐久ICを利用する場合は高速料金が発生)
駐車場麦草峠付近に無料駐車スペースあり。白駒池は有料駐車場(普通車530円程度・要確認)。八千穂高原自然園にも無料駐車場あり。紅葉シーズンは早朝到着を推奨。
注意事項冬季(例年11月上旬〜翌4月下旬頃)は麦草峠区間が通行止め。開通時期は長野県道路情報で要確認。峠付近は天候急変・濃霧に注意。狭路区間あり、対向車に要注意。