ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2026年7月2日、7シートラグジュアリーSUV「ディスカバリー」の2027年モデルを発表し、同日より受注を開始した。今回の改良では、グレード構成を整理して新たに「TEMPEST」を設定。さらに40台限定の特別仕様車「DISCOVERY LANDMARK EDITION」も同時導入される。シンプルになったラインアップの中に、歴代モデルへのリスペクトと現代的な装備が詰め込まれた内容で、ディスカバリーファンのみならずラグジュアリーSUV全般に関心を持つドライバーにとっても見逃せないアップデートとなっている。
この記事のポイント
- グレードを「S」と「TEMPEST」の2本立てに整理し、選びやすくなった
- 全グレード共通で3.0リッター直6ディーゼルMHEVを搭載、最高出力350PS・最大トルク700Nmを発揮
- 40台限定の「LANDMARK EDITION」は22インチグロスブラックホイールや急速クーラーボックスなど専用装備が充実
2グレードに絞った新ラインアップ
ランドローバー公式の発表によれば、2027年モデルではグレード構成を大幅に整理し、「S」と「TEMPEST」の2グレードに集約した。従来は複数グレードが存在していたが、この見直しによって選択肢が明快になり、購入検討の際の比較がしやすくなっている。
メーカー希望小売価格は「S」が10,330,000円、「TEMPEST」が13,300,000円(いずれも消費税込)。300万円ほどの価格差がある分、TEMPESTにはエクステンデッドウィンザーレザーを使ったプレミアムなインテリアオプションや、ボラスコグレイという専用カラーが用意されるなど、上質感が一段上がった仕様となっている。
気になる「TEMPEST」というグレード名には、深い意味が込められている。公式発表によれば、歴代ディスカバリーのなかでも特に人気の高い第2世代のコードネーム「PROJECT TEMPEST」に由来するという。ロングセラーモデルらしい、歴史へのオマージュが感じられるネーミングだ。

350PS・700Nmのディーゼルに一本化
パワートレインは全グレード共通で、3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)を採用。最高出力258kW(350PS)、最大トルク700Nmというスペックは、大柄なボディを持つ7シートSUVとして十分すぎるほどの動力性能といえる。
MHEV(マイルドハイブリッド)システムの組み合わせにより、燃費効率と走行フィールの両立を図っている点も現代的だ。ディーゼルエンジンが持つ低回転からの太いトルクにMHEVの滑らかさが加わることで、高速道路での長距離クルーズから山岳路のワインディングまで、幅広いシーンでゆとりのある走りが期待できる。
今回のアップデートではパワートレインを1種類に絞ることで、オーナーがスペックに迷わず選べる構成となった。複雑な選択肢を排除するこのアプローチは、ブランドとしての方向性の明確化でもある。

40台限定「LANDMARK EDITION」の全貌
今回の発表で最も注目を集めるのが、特別仕様車「DISCOVERY LANDMARK EDITION」だろう。「LANDMARK」の名はディスカバリーにとって世代の節目を意味するグレード名として位置づけられており、公式発表では「家族との何気ない日常を特別な時間に変える」というコンセプトが掲げられている。
特別メーカー希望小売価格は全色共通で12,700,000円(消費税込)。エクステリアカラーは4色で、フジホワイト(5台)、タスマンブルー(5台)、サントリーニブラック(15台)、カルパチアングレイ(15台)の合計40台という構成だ。
専用装備のリストを見ると、22インチ「スタイル5124」アロイホイール(グロスブラックフィニッシュ)、コントラストルーフ(ブラック)、ディプロイアブルサイドステップ(電動格納式)など、見た目のインパクトを高めるアイテムが揃う。実用面でも、フロントセンターコンソールに急速クーラーボックスを装備するほか、3列目シートへのヒーター付加、電動折り畳み機能を持つインテリジェントシートパック、ヘッドアップディスプレイ、コールドクライメートパック、Wi-Fi接続(データプラン付)まで標準で織り込まれており、装備の充実度は際立っている。ドアピラーやトレッドプレートに配された「LANDMARK」グラフィックが、特別感をさりげなく主張している点も見逃せない。

「S」グレードにも新装備を追加
今回のモデルチェンジは上位モデルだけの話ではない。エントリーとなる「S」グレードにも、Wi-Fi接続(データプラン付)が新たに追加されている。ロングドライブ中のナビ更新やストリーミングコンテンツの利用など、車内の利便性向上につながる装備だ。
カラーバリエーションも拡充されており、「S」向けに新色シャラントグレイが加わった。落ち着いたトーンのグレー系カラーで、都市部でも使いやすい上品な印象を与える色調といえる。「TEMPEST」にはボラスコグレイが設定されるなど、グレードごとのキャラクターが色でも表現されている。

2027年モデル グレード・価格
| グレード | メーカー希望小売価格(消費税込) |
|---|---|
| DISCOVERY S D350 | 10,330,000円 |
| DISCOVERY TEMPEST D350 | 13,300,000円 |
※両グレードとも3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼル(MHEV)、最高出力258kW(350PS)/最大トルク700Nm。メーカー希望小売価格(消費税込)は参考価格で、税金・登録費用・付属品・リサイクル料金等は含みません。
DISCOVERY LANDMARK EDITION(限定40台)カラー別台数
| エクステリアカラー | 台数 | 特別価格(消費税込) |
|---|---|---|
| フジホワイト(ソリッドカラー) | 5台 | 12,700,000円 |
| タスマンブルー(メタリックカラー) | 5台 | |
| サントリーニブラック(メタリックカラー) | 15台 | |
| カルパチアングレイ(プレミアムメタリックカラー) | 15台 |
※インテリアは全色エボニーインテリア(ウィンザーレザー)で共通。合計40台限定。特別メーカー希望小売価格(消費税込)は参考価格で、税金・登録費用・付属品・リサイクル料金等は含みません。サントリーニブラックはボディ同色ルーフ、他3色はブラックのコントラストルーフ。
Roadly編集部コメント
ディスカバリーが2グレードにスッキリと整理されたことで、「どれを選ぶか」という購入検討の入口が格段にシンプルになった印象だ。1000万円超のSUV市場では、メルセデス・GLSやBMW X7といった強豪もひしめいているが、ディスカバリーならではの7シート実用性と本格オフロード性能の組み合わせは独自のポジションを保っている。とりわけLANDMARK EDITIONは、普段使いの実用装備と特別仕様のルックスを一台で手に入れられる点で、ファミリー用途でこそ真価を発揮するモデルといえる。40台という限定数は決して多くないため、購入を考えるなら早めの動きが必要だ。
ディスカバリー2027年モデルは2026年7月2日より全国の正規販売リテイラーで受注がスタートしている。限定40台のLANDMARK EDITIONを含め、詳細は最寄りのジャガー・ランドローバー・ジャパン正規販売リテイラーに問い合わせてほしい。
情報源・出典
- 情報源:Land Rover 公式(日本)
- プレスリリースタイトル:「DISCOVERY」2027年モデルを2026年7月2日(木)より受注開始 ラインアップを見直し、特別仕様車「DISCOVERY LANDMARK EDITION」を40台限定で導入
- プレスリリースURL:https://pr.jlrj.jp/articles/a228a34c-f765-47ff-8517-653659f9b754
本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。
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