2027年型RAM ランブルビー SRT ヘルキャット登場|ピックアップトラック界に777馬力の衝撃
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2027年型RAM ランブルビー SRT ヘルキャット登場|ピックアップトラック界に777馬力の衝撃

2026.05.24

アメリカのトラック市場に、これまでにないカテゴリーが誕生しようとしている。RAMが2027年モデルとして発表した「ランブルビー SRT ヘルキャット」は、777馬力を誇る6.2LスーパーチャージドV8エンジンを搭載したストリート向けマッスルトラックだ。カナダの人気自動車チャンネル「TheStraightPipes」がいち早くプリプロダクションモデルを詳細に紹介しており、その映像を通じてこの新型トラックが持つ革新性と興奮が伝わってくる。単なるパワーアップモデルではなく、専用シャシーから開発された全く新しいラインナップとして登場するランブルビーは、ピックアップトラックの概念を根本から塗り替える可能性を秘めている。

この動画のみどころ

3種のエンジンラインナップ

ランブルビーのパワートレインは、エントリーから頂点まで3段階で構成されている。動画では各エンジンのスペックが丁寧に紹介されており、まずベースグレードには5.7L HEMI V8(コードネーム「Eagle」、48Vマイルドハイブリッド非採用のピュアな構成)を搭載し、395馬力・410lb-ftを発生。次のステップとして6.4L HEMI V8(コードネーム「Apache」)が用意され、470馬力・455lb-ftを誇る。そしてトップに君臨するのが、RAMの高性能オフロードトラック「TRX」でもおなじみのヘルキャットエンジン、6.2LスーパーチャージドV8だ。777馬力・680lb-ftという数値はクラスを超えた次元であり、ピックアップトラックとしては異次元の領域に踏み込む。

トランスミッションは、ヘルキャットモデルのみ強化型ZF製8速ATを採用するとのこと。これはヘルキャットが生み出す大トルクに対応するための専用仕様であり、エンジン同様にトップグレードならではのこだわりが随所に感じられる。グレードによるパーツ差異も明確で、フロントバンパー下部のデザインはヘルキャットグレードおよびトラックパック装着車にのみ採用される特別仕様であることも動画内で確認できる。

3種のエンジンラインナップ

専用シャシーと個性的なスタイル

ランブルビーが単なる「パワーアップ版RAM」ではないことを証明しているのが、このモデルのためにゼロから開発された専用シャシーの存在だ。TheStraightPipesの動画では、その設計思想がハンドリング性能の追求にあることが紹介されており、ストリート走行における走りの質にも強いこだわりが感じられる。

ボディスタイルはクアッドキャブ・ショートボックスの一択。一般的な大型ピックアップと比べてショートな全体比率が独特のスタビリティと視覚的な迫力を生み出しており、往年のViper SRT10トラックを彷彿とさせるという評価も動画では上がっている。全幅はTRXと同じ88インチ(約223cm)のワイドボディ仕様で、フェンダーフレアの形状や4つのマーカーライトなど、RAMファミリーのDNAを随所に感じさせながらも、ダッジ・デュランゴやグランドチェロキー「トラックホーク」などのデザイン要素が見事にミックスされた独自の雰囲気を持つ。リアには機能的なウイングスポイラーが装着され、エアロダイナミクスへの真摯な取り組みも見て取れる。

サスペンションにはエアライドが採用されており、動画内では「ハッキングによるローダウンの可能性」にも言及されるなど、アフターマーケットへの発展性も期待させる仕上がりだ。

専用シャシーと個性的なスタイル

マッスルトラック復権の意義

TheStraightPipesの動画で特に印象的だったのは、フォードやGMに対するランブルビーの優位性に言及する場面だ。動画全体を通じて、ライバルメーカーがこのカテゴリーで出遅れているという見解が繰り返し語られており、RAMがいかに先手を打った存在かがよく伝わってくる。実際、マッスルカーの血統を持つメーカーが本格的なストリートマッスルトラックを量産ラインナップとして提供するのは、業界的に見ても画期的な出来事といえる。

ネーミングについても動画では触れられており、「ランブルビー」はRAMのブランドが過去に使用した名称の復刻であり、RAMファミリー(旧ダッジ)が歴史的に愛称やコードネームを大切にしてきた文化を体現している。グレードによって異なるビーのバッジカラーやエンブレムが設定されており、コレクター心をくすぐる細かなトリム差別化も用意されているようだ。

一方で、このプリプロダクションモデルにはまだ開発途中を示す表記が見られるなど、細部は量産版で変更が入る可能性があることも動画内で正直に触れられている。正式な価格や日本への導入有無など、気になる情報については今後の続報を待ちたいところだ。

マッスルトラック復権の意義

Roadly編集部コメント

Roadly編集部としては、ランブルビーの登場を「ピックアップトラック界の価値観が変わる瞬間」として注目している。RAMは近年TRXでオフロード性能の頂点を示したが、今度はオンロードに舵を切り、777馬力という数字でストリートの覇権を狙いにきた。競合となるフォードF-150ロボやシボレー・シルバラードとは明確に異なる「スポーツトラック」という新ジャンルを確立しようとしている点が、実に興味深い。ヘルキャットエンジンのサウンドを公道で楽しめるトラックという存在は、SUVやマッスルカーでは代替できない独自の魅力を持つ。普段使いとしての実用性よりも「乗ること自体を楽しむ」ために選ぶ一台として、こういったカテゴリーが広がることはクルマ好きにとって朗報だ。

マッスルトラックというジャンルをここまで本気で追求したモデルは、長らく市場に存在しなかった。TheStraightPipesの動画では、プリプロダクションモデルの細部まで丁寧に紹介されているため、ランブルビーの全貌が気になる方にはぜひ一度チェックしてほしい。

動画情報・出典

本記事は上記動画の内容を元に、Roadly編集部が独自視点で再構成・執筆した解説記事です。動画および動画内の映像・音声・サムネイル画像の著作権は、投稿者である TheStraightPipes に帰属します。動画本編の視聴は上記リンクよりご確認ください。

※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。

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