ルート概要

世界遺産の荘厳な社殿が立ち並ぶ「日光東照宮」からスタートし、48のヘアピンカーブが連続する名道「いろは坂」を登って、神秘の湖「中禅寺湖」と大瀑布「華厳の滝」へと向かう山岳ワインディングロード。

杉並木が続く日光街道を抜けると、やがて道は山肌へと向かいはじめます。第一いろは坂(下り専用)と第二いろは坂(上り専用)に分かれた一方通行のワインディングに入ると、カーブのひとつひとつに「いろはにほへと」の看板が現れ、ヘアピンを重ねるごとに山々の緑が濃くなり、眼下の日光市街が遠ざかっていく。その標高差は約500mにも及びます。

本ルートのメインロードとなる第二いろは坂から「中禅寺湖」の湖畔へと続く国道120号は、日本の名道にも数えられる山岳ルートの代表です。全長約20km、約30分のコンパクトなドライブでありながら、その濃度と標高変化は日本屈指と言っていいでしょう。

ルート沿いには、「明智平展望台」のロープウェイから望む「華厳の滝」「中禅寺湖」の絶景や、湖畔にある「イタリア大使館別荘記念公園」など、寄り道したくなるスポットが点在しています。紅葉シーズンには湖面に映える錦の景色が車窓を彩り、走っている時間そのものがこのドライブのハイライトになります。

ルートの終点となる「華厳の滝」では、落差97mの白い水流が轟音とともに吹き降り、その圧倒的なスケールがいろは坂を登り切った達成感をさらに高めてくれるでしょう。

ルートマップ

※ Google Maps 上では複数のルート候補が表示される場合があります。記事の距離・時間は推奨ルートを基準にしています。

チェックポイント

Start
徳川家康を祀る荘厳な世界遺産の社殿群。杉の巨木に囲まれたここからドライブをスタートすると、日光の奥深さをより実感できます。境内を一巡してから車に乗り込めば、いろは坂へのアプローチも気持ちの切り替えとともに始まります。
日光東照宮
Point 01
第二いろは坂を登り切った先に位置する展望スポット。ロープウェイで山頂駅まで上がると、中禅寺湖・男体山・華厳の滝が一度に視野に収まる絶景パノラマが広がります。「北関東おすすめドライブ10選」にも選出された屈指のビューポイントで、紅葉シーズンは特に圧巻の眺めを誇ります。
明智平展望台
Photo by Naoto Abe via Google Maps
Point 02
中禅寺湖畔に佇む、大正時代に建てられたイタリア大使館の夏の別荘を活用した公園。湖に面した木造の建物と静かな湖岸の散歩道が特徴で、外交官たちが愛したリゾート情緒が今も残ります。ドライブの合間に立ち寄り、湖面を眺めながらひと息つくのに最適なスポットです。
イタリア大使館別荘記念公園
Point 03
いろは坂を登り切った標高1,269mに広がる、関東屈指の高原湖。周囲約25kmの湖面には男体山の雄姿が映り込み、秋には湖畔の紅葉が水面を赤く染め上げます。湖畔沿いの道路はゆったりとした走りができるため、ワインディングの興奮を落ち着かせながら景色を堪能するのにぴったりです。
中禅寺湖
Photo by cafesanpo via Google Maps
Goal
落差97m、日本三名瀑のひとつに数えられる大瀑布。エレベーターで観瀑台まで降りると、岸壁を切り裂くように白い水柱が轟き落ちる光景が目の前に迫ります。いろは坂のヘアピンをひとつひとつ刻んで登り切ったドライバーには、この圧倒的なスケールが何よりのご褒美となるでしょう。
華厳滝
Photo by 黄少龙 via Google Maps

このルートを走り終えて

48のカーブを数えながら「いろは坂」を登り、標高1,000m超の世界へ飛び込む全長約20km、約30分。日常から切り離されたような清涼感と、山岳ワインディングを走り切った静かな充実感が、「中禅寺湖」の湖面に溶けていくようです。紅葉シーズンには何度でも戻ってきたくなる、そんな力を持つルートです。

フォトギャラリー

実用情報

ドライブガイド

出発地日光東照宮前
目的地華厳の滝
距離約20km
所要時間約30分
難易度中級
ベストシーズン春・秋|春の新緑(4〜5月)と秋の紅葉(10月中旬〜11月上旬)が特におすすめ。紅葉のピークは例年10月中旬〜下旬。
有料道路日光宇都宮道路(日光IC利用時)。いろは坂自体は無料。明智平ロープウェイは別途有料。
駐車場明智平駐車場(無料)、中禅寺湖畔各駐車場(有料・周辺複数あり)、華厳の滝駐車場(有料)。紅葉シーズンは早朝到着を推奨。
注意事項冬季(11月下旬〜4月上旬頃)はスタッドレスタイヤ必須・通行規制あり。紅葉シーズンの週末は渋滞が激しく、上りいろは坂は長蛇の列になる場合があるため平日・早朝推奨。