9年ぶり復活!2026年型MAZDA CX-5フルモデルチェンジ|注目の新機能と進化ポイントを総まとめ
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9年ぶり復活!2026年型MAZDA CX-5フルモデルチェンジ|注目の新機能と進化ポイントを総まとめ

2026.05.21

マツダが満を持して送り出した3代目「MAZDA CX-5」が、2026年5月21日よりいよいよ全国のマツダ販売店で購入できるようになった。初代デビューから13年、2代目から数えると実に9年ぶりとなるフルモデルチェンジだ。グローバルで累計500万台超を売り上げたマツダ最量販モデルが、どこまで進化したのか。マツダ公式が発表した詳細情報をもとに、Roadly編集部が注目すべきポイントを整理してお届けする。

この記事のポイント

500万台モデルが9年ぶりに刷新

CX-5は2012年に登場した、マツダの「魂動デザイン」と「SKYACTIV技術」を世界に示した最初のモデルだ。その後グローバル累計生産・販売台数は500万台を超え、現行マツダラインアップのなかで最多販売モデルに成長している。

そのCX-5が3代目へと進化した。マツダ公式の発表によれば、開発コンセプトは「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」。これまでの「魂動デザイン」と「人馬一体の走り」という二大ブランドバリューを継承しつつ、日常の使い勝手と快適性を根本から問い直したモデルだという。新型への移行が9年ぶりという長いサイクルだけに、変化の幅は相当大きい。

500万台モデルが9年ぶりに刷新

デザインは「Wearable Gear」

3代目のデザインコンセプトは「Wearable Gear(ウェアラブル ギア)」。マツダ公式の説明では、都会でもアウトドアでも、さらにフォーマルな場でも「着こなせる」SUVを目指したとされている。

シルエットはボディを相似形的に拡大することで、スポーティなプロポーションと広い室内空間を両立。フロントはボンネット先端を高くして厚みを持たせ、ロアグリルを左右に広げてワイド感を演出。リアはキャラクターラインをなくしたすっきりした面構成と、水平基調のランプで力強さを強調している。

インテリアも同様に水平ラインを軸としたコックピット設計を採用し、ドアからインパネにかけての横方向のつながりが広々とした視覚的開放感を生む。新色として「ネイビーブルーマイカ」が追加され、全7色のボディカラーが用意される。また幅875mm・長さ1,021mmという大型パノラマサンルーフや、フロントドアに7色から選べるアンビエントライトも採用され、上質感の演出にも注力している。

デザインは「Wearable Gear」

115mm延長で劇的に広がった室内

実用面で最も大きいトピックのひとつが室内空間の拡大だ。マツダ公式によれば、ホイールベースを先代比115mm延長したことで、後席の膝前スペースと頭上スペースがともに拡大されている。

ラゲッジルームは定員乗車時でゴルフバッグ4つ、またはスーツケース4つが収まる466Lを確保。後席に人が乗った状態でもベビーカーを縦置きできる奥行きも設定されており、子育て世代や荷物が多いアクティブなドライバーにも対応している。荷室の開口部も18mm低くなり、重い荷物の積み下ろしがしやすくなった点は地味ながら日常使いで実感できる改善だろう。また後席ドアはシールラインを後方にずらすことで乗降時のアクセスも改善されている。

115mm延長で劇的に広がった室内

マツダ初Google搭載の新インフォテイメント

デジタル面での進化も見逃せない。マツダ公式の発表によれば、新型CX-5には新世代の電子プラットフォーム「MAZDA E/E ARCHITECTURE+」が採用され、15.6インチまたは12.9インチのタッチパネル式センターディスプレイを搭載する。さらにマツダとして初めてGoogleを組み込んだインフォテイメントシステムを採用したことが大きな注目点だ。

スマートフォン感覚の音声入力やタッチ操作が可能になる一方で、ハザードランプやデフロスターといった緊急時に使う機能は物理ボタンとして独立して設置されている。利便性と安全性のバランスを意識した設計といえる。静電式のステアリングスイッチも新採用され、運転中の視線移動を最小化する工夫が随所に盛り込まれている。

マツダ初Google搭載の新インフォテイメント

マイルドハイブリッドで走りも進化

パワートレインには2.5Lの直噴ガソリンエンジン(e-SKYACTIV G2.5)にマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を組み合わせた仕様が国内では初搭載となる。マツダ公式の説明では、アイドリングストップ領域の拡大、減速時の電力回生、シーンに応じたモーターアシストによってエンジン負荷を低減し、滑らかな走りと燃費向上を両立するとされている。

走行性能面では、モデルベース開発を活用してダンパーを徹底解析し、国内の道路環境に最適化した減衰特性を設定。バネレートを低めに抑えることで路面からの突き上げを緩和し、日常域での乗り心地を重視したセッティングとなっている。また「ブレーキ リミテッド スリップ ディファレンシャル」の採用で、滑りやすい路面でのコーナリング安定性も確保。パワーステアリングの制御も見直され、軽い操舵感と正確なフィードバックの両立が図られているという。

さらに、日本国内向けマツダ車として初めてE10ガソリン(バイオエタノール10%混合燃料)に対応した点も注目に値する。今後の燃料環境の変化を見越した対応といえるだろう。

マイルドハイブリッドで走りも進化

安全技術も次世代水準へ

マツダ公式が「MAZDA PROACTIVE SAFETY」と呼ぶ安全思想のもと、先進安全技術(i-ACTIVSENSE)も大幅に進化した。目玉のひとつが「プロアクティブ・ドライビング・アシスト」の初採用で、アクセルを離した際の減速をシステムがアシストする機能だ。

「ドライバー異常時対応システム(DEA)」も強化されており、考え事などで注意が散漫になったドライバーを検知して警告する「ドライバー・モニタリング」の精度が上がっている。万一ドライバーが運転不能となった場合、高速道路では路肩へ寄せながら減速停止し、一般道では同一車線内で停車するよう制御。停止後はドアの自動解錠やヘルプネットによる救命要請も行われる仕組みだ(コネクティッドサービスの契約が別途必要)。

駐車支援面では360°ビュー・モニターに加え、車両側面を確認できる「シースルービュー」を新採用。停車中やドアミラー格納時でも側面の視認が可能となり、狭い駐車場での運用性が向上している。

価格・販売計画

Roadly編集部コメント

9年というインターバルを経て登場した3代目CX-5は、単なるビッグマイナーに留まらない踏み込んだ刷新だという印象を受ける。ホイールベース延長による室内空間の拡大は、SUVに実用性を求めるファミリー層に特に刺さる変更点だ。一方、Google統合インフォテイメントやマイルドハイブリッドの採用は、デジタルデバイスに慣れ親しんだ層の取り込みを意識した動きとも読める。競合のトヨタ ハリアーやホンダ CR-Vと比べても、「走りの質感」と「日常の使い勝手」の両面で明確な個性を打ち出せているかが購入判断の鍵になりそうだ。アクティブなドライブを楽しみながら、家族や荷物もしっかり運びたいドライバーには有力な選択肢となるだろう。

500万台の実績を持つ看板モデルが、大きく生まれ変わった。詳細なグレード構成や価格はマツダ公式サイトで公開されており、今後の試乗レポートも含めてRoadlyでは引き続き追いかけていく予定だ。

情報源・出典

本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。

※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。

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