アウディジャパンは2026年6月2日、プレミアムコンパクトの高性能スポーツグレード「Audi RS 3」をベースにした特別仕様車「Audi RS 3 Sportback / Sedan competition limited」を発表し、本日より全国のアウディ正規ディーラー(現時点126店舗)を通じて予約注文の受付を開始した。1980年代からアウディのアイコンエンジンと称されてきた直列5気筒エンジン誕生50周年を祝す記念モデルで、世界750台限定。日本国内ではSportback 70台、Sedan 30台の計100台が販売される。納車開始は2027年第1四半期を予定。価格はSportback 13,990,000円、Sedan 14,180,000円(いずれも税込)となる。
この記事のポイント
- 2.5L直列5気筒TFSI ターボ400PS/500Nm、0-100km/h 3.8秒、最高速度リミッターを290km/hへ引き上げ
- RSセラミックブレーキ・3-way手動調整式コイルオーバーサスペンション・強化リヤスタビライザーをサーキット走行視野に標準装備
- マラカイトグリーン/グレイシアホワイトマットの2色、世界限定750台のシリアルナンバー刻印、ベーリンガーホフ工場で熟練メカニックがハンドアセンブリ
5気筒エンジン50周年を祝う世界750台限定モデル
アウディ公式発表によれば、Audi RS 3 competition limitedは、1980年代からブランドのアイコンエンジンと称されてきた2.5L直列5気筒エンジンの誕生50周年を記念して開発された世界限定750台のモデルだ。日本国内では Sportback 70台、Sedan 30台の計100台 が販売される。予約注文の受付は(2026年6月2日)より全国126店舗のアウディ正規ディーラーで開始されており、納車は2027年第1四半期からの予定となっている。
価格はAudi RS 3 Sportback competition limitedが 13,990,000円、Audi RS 3 Sedan competition limitedが 14,180,000円(いずれも税込)。グレイシアホワイトマットを選択する場合は +29万円のオプション料金となる。

2.5L直列5気筒ターボ400PS、0-100km/h 3.8秒
カーボン製エンジンカバーの下には、最高出力 294kW(400PS)、最大トルク 500Nm を発生する2.5L直列5気筒TFSIエンジンを搭載する。これに7速Sトロニックと、RSトルクスプリッターを備えたquattro全輪駆動を組み合わせることで、0-100km/h加速 3.8秒 という強烈なパフォーマンスを実現する。
この限定モデルでは 最高速度リミッターを通常仕様より引き上げ、290km/hまで対応 させた。サーキットでの限界走行も視野に入れた仕様であり、それに見合うストッピングパワーとして RSセラミックブレーキ(フロント、レッドキャリパー) を標準装備する。
サウンドにもこだわりが詰まっている。RSスポーツエキゾーストシステムによる5気筒エンジンのサウンドは、伝統的な点火順序「1-2-4-5-3」から生まれる独特のリズム。その官能的なサウンドを際立たせるため、ファイアウォール周囲の遮音材を特別に調整しているという、こだわりの一手も加えられている。

3-way手動調整コイルオーバーサスペンション
足回りは、この限定モデル専用に開発・チューニングされた 3-way手動調整式コイルオーバーサスペンション を採用する。ハイスピードコンプレッション・ロースピードコンプレッション・リバウンドの3要素をそれぞれ個別に調整可能で、ドライバーの好みに応じた緻密なセットアップを可能にする。
さらに 強化リヤスタビライザー を採用し、コーナリング時の車体安定性を一段引き上げている。サーキット走行を本気で楽しみたい層に向けた、本物志向の足回りだ。

2色のスペシャルカラーとマットカーボン外装
エクステリアは2色のスペシャルカラーが用意される。一つは、アウディの伝説的モデル「Audi Sport quattro」へのオマージュとなる マラカイトグリーン。もう一つは、Audi RS 3として初採用となる グレイシアホワイトマット(オプション +29万円)だ。
外装パーツにはマットカーボン仕上げが多数施されている。フロントリップスポイラー、エアインレットトリム、フロントカナード、エクステリアミラー、サイドスカート、リヤスポイラー、ディフューザートリムまで、いずれも風洞実験を経て開発された専用品。フロントとリヤにはヘリテージカラーのRSバッジが装着され、サイドには「RS 3 competition limited」のウィンドウレタリングが施される。
足元には マットネオジムゴールド に彩られた10クロススポークデザインの19インチアルミホイールを採用。タイヤサイズはフロント9.0J×19 / 265/30 R19、リヤ8J×19 / 245/35 R19という前後異径の本格仕様だ。

RSバケットシートと世界750台のシリアルナンバー刻印
インテリアはネオジムゴールドとブラックを基調としたダイナミカ/レザー仕上げに、ジンジャーホワイトステッチング を全面的にあしらう。マットカーボン仕上げバックシェルの RSバケットシート、ブラックダイナミカ/レザーのコンビネーションによるステアリングホイールおよびセンターマーカー、シートベルト、前後フロアマットに至るまで、ジンジャーホワイトのステッチが入り、コントラストの効いた特別感が表現される。さらに、quattroバッジが施されたカーボンアトラスマットのデコラティブパネルが、エクスクルーシブな空間を演出する。
センターコンソールには 世界限定750台の証であるシリアルナンバー が刻印される。所有の喜びを物理的な刻印で約束する、限定車らしい仕掛けだ。
細部にも遊び心が宿っている。ドアを開けるたびに足元を照らす「RS 3 competition limited」専用ドアエントリーライト、1994年の「Audi RS2 Avant」へのオマージュであるホワイト基調の専用メーターデザイン、さらにはエンジン点火順序「1-2-4-5-3」のパターンで点滅する 専用ダイナミックライトアクション。アイコンエンジンへのリスペクトが車両のあらゆる場所に編み込まれている。

ベーリンガーホフ工場で熟練メカニックがハンドアセンブリ
本モデルの生産工程は極めてユニークだ。まずインゴルシュタット工場で特別なペイントを施した完成車がラインオフ。その車両が、Audi Sportモデルや各種レーシングカーの組み立てを担う ベーリンガーホフ(Böllinger Höfe)工場 へと輸送される。そこで熟練メカニックの手によって、専用のサスペンションやカーボンパーツに至るまで、一台一台丹念に時間をかけて組み上げられる。アウディは「Vorsprung durch Technik(技術による先進)を具現した特別な生産プロセス」と位置づけている。

Roadly編集部コメント
5気筒エンジン誕生50周年という節目に、アウディは「電動化の時代に内燃機関のアイコンを守る」という強いメッセージを込めた限定車を投入してきた。400PS/500Nm/0-100km/h 3.8秒という数値は決して史上最強ではないが、RSセラミックブレーキ、3-way手動調整式コイルオーバー、強化リヤスタビライザー、そして290km/hのリミッター解除と、サーキット走行を本気で見据えた装備が標準で揃う点が魅力だ。マラカイトグリーンというAudi Sport quattroオマージュのカラー、世界限定750台のシリアルナンバー、ベーリンガーホフ工場での熟練メカニックによるハンドアセンブリ。すべてが「アウディの過去・現在・未来」を一台に凝縮する設計思想で貫かれている。日本割当はSportback 70台+Sedan 30台で計100台と、確実に争奪戦になる希少性だ。電動化時代に5気筒エンジンサウンドを所有体験として残したい人にとっては、見逃せない一台と言っていいだろう。
Audi RS 3 Sportback / Sedan competition limitedの予約注文は(2026年6月2日)より全国アウディ正規ディーラーで開始されている。納車開始は2027年第1四半期を予定。詳細はキャンペーンページもしくは正規ディーラーで確認できる。Roadlyでは続報を引き続きお届けする。
情報源・出典
- 情報源:アウディジャパン 公式(メーカー公式プレスリリース)
- プレスリリースタイトル:Audi RS 3 Sportback / Sedan competition limited 予約受付開始:アウディ伝統のアイコン5気筒エンジン誕生50周年を祝す限定車
- 発表日:2026年6月2日
- プレスリリースURL:https://www.audi-press.jp/press-releases/2026/lgjrll000000163e.html
- キャンペーンページ:https://www.audi.co.jp/ja/special_offer/limited_edition/rs3_competition_limited/
本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。
※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。