新型パジェロ2026年12月発売決定|価格・スペック・全4グレードを徹底解説
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新型パジェロ2026年12月発売決定|価格・スペック・全4グレードを徹底解説

2026.10.30

三菱自動車が2026年10月29日、新型「パジェロ」を12月17日に国内発売すると発表した。長らくラインナップから姿を消していた三菱のフラッグシップSUVが、クロスカントリー性能と上質な快適性を兼ね備えて復活する。メーカー希望小売価格は619万3,000円から795万800円(消費税込)と、旗艦モデルにふさわしい価格帯。10月1日に始まった予約受注は10月28日までに約5,500台に達し、年度目標をすでに上回ったというから、市場の期待値の高さがうかがえる。本記事では、三菱自動車の公式発表をもとに、新型パジェロのデザイン・スペック・グレード構成・注目装備を詳しく解説する。

この記事のポイント

復活の背景と発売概要

三菱自動車は2026年10月29日付けの公式発表にて、新型「パジェロ」を同年12月17日(木)より全国の系列販売会社で販売開始すると明らかにした。三菱自動車の岸浦恵介社長兼COOは「パジェロは三菱自動車を象徴するフラッグシップモデルであり、ブランドをけん引する重要なモデル」とコメント。先行販売が行われていたタイ市場でも高い評価を獲得しているという。

国内仕様は全4グレード構成で、上質感・所有感を重視した「SUPER EXCEED」「EXCEED」と、走破性重視の「GSR」「GLS」に分かれる。10月1日から開始した予約受注は10月28日時点で約5,500台に達し、年度目標を上回るペースで推移していることも公式が明かしている。

三菱 新型パジェロ(ハニカムグリル・20インチホイール)

デザイン。DNA継承と新世代の重厚感

エクステリアは水平基調のスクエアなシルエットをベースに、初代モデルのロールバーから着想を得たCピラーを採用することで、歴代パジェロのDNAを現代的に解釈している。フロントグリルはグレードによって2種類用意され、「SUPER EXCEED」にはハニカムタイプ、それ以外の3グレードには横桟タイプを採用。奥行きのあるヘッドランプをT字型シグネチャーとすることで先進性と存在感を両立させた。リヤはテールゲート中央に背面タイヤをモチーフとした六角形の造形を与えており、歴代ファンにも響くディテールとなっている。

ホイールは上位2グレードが20インチアルミ、「GSR」「GLS」が18インチアルミという構成。ボディカラーは全グレード共通の7色モノトーンに加え、「SUPER EXCEED」ではブラックルーフとの2トーン4色を設定し、全11色の展開となる。新開発色の「アーマーカッパーメタリック」と「ファントムブルーメタリック」は、新型パジェロのために起こしたオリジナルカラーだ。

インテリアでは水平基調のインストルメントパネルに2枚の大型ディスプレイを組み合わせた「モノリスディスプレイ」を採用。歴代モデルで親しまれた3連メーターをデジタルで現代的に再現した点は、長年のパジェロファンにとって見逃せないポイントだろう。インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを使用。「SUPER EXCEED」にはキャメル×ブラックの2トーンのセミアニリン本革を採用し、フラッグシップにふさわしい高級感を演出している。なお、新型パジェロのデザインは2026年度グッドデザイン賞を受賞していることも公式発表で明かされた。

三菱 新型パジェロのインテリアとモノリスディスプレイ

走りの核心。ラダーフレームとサスペンション

新型パジェロが本格クロスカントリーSUVを名乗る根拠のひとつが、このラダーフレーム構造だ。高張力鋼板の大幅採用とクロスメンバー構造の見直しにより、重量を抑えながら高いねじり剛性・曲げ剛性を実現しているとメーカーが発表している。モノコックボディが主流の現代SUV市場において、ラダーフレームを採用することは悪路走破性への強いコミットメントを意味する。

サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リヤに新開発の5リンク式リジッドサスペンションを組み合わせる構成。最低地上高230mm(20インチタイヤ装着車)、アプローチアングル30.4度、デパーチャーアングル25.8度というオフロード性能指標は、本格的なアドベンチャー走行にも十分対応できるスペックだ。ボディサイズは全長4,920mm×全幅1,925mm×全高1,910mm(「GSR」「GLS」は1,900mm)と堂々たる体格だが、メーカーは「市街地や住宅街での日常使いから大自然の冒険まで取り回しのよいサイズ」と位置づけている。

パワートレイン。480N・mの力強いディーゼル

搭載エンジンは最高出力150kW(3,500rpm)、最大トルク480N・m(1,750〜2,500rpm)を発揮する2.4Lクリーンディーゼルターボ(DI-D)。これに8速スポーツモード付きオートマチックトランスミッションを組み合わせる。ガソリン車に比べて低回転から太いトルクを発揮するディーゼルターボは、悪路での力強い牽引や急勾配での安定したクライミングを得意とする。燃費は12.1km/Lとメーカーが公表しており、大型ボディのSUVとしては現実的な数字と言える。

4WDシステムには三菱お馴染みの「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」を搭載。2H(後輪駆動)・4H(フルタイム4WD)・4HLc(センターデフロック)・4LLc(ローギヤ+センターデフロック)の4モードを走行シーンに応じて選択可能。さらに「スーパーオールホイールコントロール(S-AWC)」が車両運動を統合制御し、AYC(アクティブヨーコントロール)やASTCも連携する。走行シーンに応じた「NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCK」の7つのドライブモードも設定され、どんな路面でも最適な走行特性を引き出せる体制が整っている。

安全・快適装備の充実ぶり

運転支援面では、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」を搭載。4カメラと3Dモデルを組み合わせた「3Dマルチアラウンドモニター」はオフロード走行時の周辺確認にも活用できる。予防安全技術「三菱e-Assist」には衝突被害軽減ブレーキ(FCM)・踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)などに加え、三菱自動車初採用となる緊急時車線維持支援機能(ELA)や、前進時交差車両検知警報システム(FCTA)を搭載。エアバッグは三菱自動車初採用のSRSセンターエアバッグを含む8個体制とし、乗員保護性能を高めた。

快適装備も充実している。「SUPER EXCEED」には運転席・助手席のシートベンチレーションを標準装備し、1〜2列目にはシートヒーターを設定(「SUPER EXCEED」「EXCEED」「GSR」)。フロントガラスに加えて前後ドアガラスにも遮音ガラスを採用し、静粛性を追求。「SUPER EXCEED」ではヤマハと共同開発した12スピーカーのプレミアムオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハアルティメット」を採用しており、車速に応じて自動調整するサウンド補正機能がどんな走行環境でも上質な音楽体験を提供する。

グレード・価格一覧と選び方の目安

国内仕様のグレード構成と価格(メーカー希望小売価格・消費税10%込)は以下のとおり。

グレード タイヤ/ホイール 価格(税込)
SUPER EXCEED 255/55R20・20インチ 7,950,800円
EXCEED 255/55R20・20インチ 6,930,000円
GSR 255/65R18・18インチ 6,765,000円
GLS 255/65R18・18インチ 6,193,000円

※メーカー希望小売価格(消費税10%込)。リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録等に伴う費用は含まない。全車 2.4L クリーンディーゼルターボ・8速スポーツモードA/T・スーパーセレクト4WD-II・7人乗り。

全グレード共通で2.4Lクリーンディーゼルターボ+8速AT+スーパーセレクト4WD-IIという組み合わせを採用している。エントリーグレードのGLSとGSRは18インチタイヤ仕様でオフロード性能重視の設定。EXCEEDとSUPER EXCEEDは20インチタイヤを履き、最上級のSUPER EXCEEDはセミアニリン本革やヤマハ製プレミアムオーディオ、運転席・助手席のシートベンチレーションといった上質装備で差別化している。

ディーラーオプションとしては、アーマーカッパーメタリック色を用いた「クラシックモダンスタイル」とブラック基調の「アーバンシフトスタイル」という2種類のセットオプションも用意されており、購入後のカスタマイズにも幅がある。

主な諸元

項目 新型パジェロ
全長×全幅×全高 4,920×1,925×1,910mm(GSR・GLSは全高1,900mm)
室内長×室内幅×室内高 2,775×1,575×1,235mm
乗車定員 7人
エンジン 2.4L 直列4気筒 クリーンディーゼルターボ
最高出力 150kW/3,500rpm
最大トルク 480N・m/1,750〜2,500rpm
トランスミッション 8速スポーツモードA/T
駆動方式 スーパーセレクト4WD-II
燃費 12.1km/L
最低地上高 230mm(20インチタイヤ装着車)
アプローチ/ランプブレークオーバー/デパーチャーアングル 30.4度/22.6度/25.8度(20インチタイヤ装着車・社内測定値)
サスペンション(前/後) ダブルウィッシュボーン式/5リンク式リジッド

※三菱自動車の発表(2026年10月29日)より。「SUPER EXCEED」のサンルーフ付きは室内高1,190mm。

Roadly編集部コメント

正直に言って、この復活劇には胸が躍った。ラダーフレーム+スーパーセレクト4WD-IIという本格オフローダーの証を守りながら、3列シートの快適性・ヤマハ製オーディオ・最新の運転支援技術まで盛り込んでくるとは、三菱のパジェロ復活にかける本気度が伝わってくる。価格帯を見るとランドクルーザー300系とも競合するゾーンで、なかなかの勝負どころだ。ディーゼル一択という割り切り方も、悪路や長距離をこなすコアなオフロードファンには刺さるはず。予約受注が年度目標を超えたというデータは、「帰ってきたパジェロ」への期待がいかに大きいかを端的に示している。

新型パジェロは2026年12月17日の正式発売に向け、着実にカウントダウンが始まっている。現時点では全4グレードの国内仕様が確定済みで、今後はオプション詳細や納車スケジュールに関するメーカー発表が次の注目点となる。引き続き三菱自動車の公式情報を追っていきたい。

情報源・出典

本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。

※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。

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