モダンな都市建築が刻む光と影。その鋭いコントラストをデザイン言語として落とし込んだ特別仕様車が、2026年7月31日に登場した。ランドローバー ジャパンが発表した「レンジローバー ヴェラール アーバンコントラストエディション」は、全国正規販売リテイラーにて限定120台のみ受注を受け付ける。価格は899万円。プレミアムSUVとしての存在感を、より際立つ形でアピールするこのモデルの全貌を、Roadly編集部がひとつひとつひも解く。
この記事のポイント
- 都市建築の光と影をテーマにした限定120台の特別仕様車
- 4色のボディカラーにグロスブラックホイールとコントラストルーフを組み合わせ
- 価格は899万円。コールドクライメートパックを含む充実装備を標準搭載
都市の陰影からデザインを着想
「アーバンコントラストエディション」という名称は、単なるビジュアル上のキャッチフレーズではない。ランドローバー ジャパンが公式に発表したところによると、このモデルの企画コンセプトは「モダンな建築が作り出す陰影、街灯の輝き、そして都市に存在するさまざまなコントラスト」への着想から出発している。
その思想はエクステリアデザインに直接反映されている。ボディカラーとブラックを組み合わせたコントラストルーフ、そして20インチのグロスブラックホイールが、車体全体に都市的な緊張感を与える。ヴェラールが従来から持つフラッシュサーフェスとミニマルな造形美と組み合わさることで、街中での存在感はひときわ鋭くなっている。
ランドローバーのデザイン哲学は「モダニストデザイン」と定義されており、ヴェラールはそのブランド内でも特にデザイン性を前面に押し出したポジションを担うモデルだ。今回の特別仕様車は、そのキャラクターをさらに純化させた一台と捉えることができる。

4色のカラーと選べるインテリア
公式発表によれば、エクステリアカラーは全4色。「フジホワイト(ソリッド)」「サントリーニブラック(メタリック)」「カルパチアングレイ(プレミアムメタリック)」「バトゥミゴールド(プレミアムメタリック)」が用意される。
コントラストルーフはフジホワイト・カルパチアングレイ・バトゥミゴールドの3色に設定され、サントリーニブラックは車体とルーフが同色になる仕様となる。いずれも20インチ「スタイル1089」アロイホイール(グロスブラックフィニッシュ)とプライバシーガラスが標準装備される。
インテリアはシックな印象の「エボニー」と、明るく開放感のある「クラウド/エボニー」の2種類のグレインレザーシートから選択可能。どちらのボディカラーでも選べる設計で、街並みをモノトーンで切り取るか、車内に光をとり込むかというスタイルの選択として機能する。台数配分はエクステリア4色×インテリア2種の全8通りが各15台ずつ(15×8=合計120台)で、組み合わせごとに見ればかなり希少な設定だ。

装備内容と価格の妥当性
ベースモデルは「レンジローバー ヴェラール S D200」。特別メーカー希望小売価格(消費税込)は8,990,000円に設定されている。
注目すべきは標準で組み込まれた「コールドクライメートパック」だ。ヒーター付きウィンドスクリーン、ヒーテッドウォッシャーノズル、ヘッドライトパワーウォッシュ、フロント・リアシートのヒーター機能(フロントはクーラーも付属)、ステアリングホイールヒーターがワンパッケージで収まる。冬季の使い勝手を大きく向上させるこのパックが標準搭載されていることは、四季を通じてヴェラールを使い込みたいドライバーにとって現実的な恩恵が大きい。
899万円という価格帯はプレミアムSUVセグメントの中でも上位に位置するが、限定性・デザインの完成度・コールドクライメートパックを含む装備水準を総合すれば、単なる色違いモデルでないことは明らかだ。受注は2026年7月31日から全国のジャガー・ランドローバー ジャパン正規販売リテイラーにて開始されている。

ヴェラールのブランド内ポジション
レンジローバーブランドは「レンジローバー」「レンジローバー スポーツ」「レンジローバー ヴェラール」「レンジローバー イヴォーク」の4モデルで構成されている。ヴェラールはその中で、都市生活者向けのデザイン主導型モデルとして差別化されており、「アーバン」を冠する今回の特別仕様車はそのブランド内ポジションと見事に一致する。
ランドローバーは2030年までに全モデルにフルEVを導入する方針を掲げており、現行モデルにもPHEV・MHEVをラインアップしている。アーバンコントラストエディションのベースとなるS D200はディーゼルモデルだが、電動化への移行を見据えたこのタイミングで、内燃機関モデルの魅力を凝縮した限定仕様を投入するのは、メーカーとして一つの明確なメッセージともとれる。
なお、このプレスリリースにはD200のパワートレイン詳細(出力・トルク・燃費等)の記載がないため、スペック比較は本記事では割愛する。詳細は正規リテイラーへの問い合わせを推奨したい。

RANGE ROVER VELAR URBAN CONTRAST EDITION(限定120台)カラー・価格
| エクステリアカラー | インテリア(各色で選択可) | コントラストルーフ | 台数 | 特別価格(消費税込) |
|---|---|---|---|---|
| フジホワイト(ソリッド) | エボニー / クラウド/エボニー | ブラック | 各15台 | 8,990,000円 |
| サントリーニブラック(メタリック) | エボニー / クラウド/エボニー | ボディ同色 | 各15台 | |
| カルパチアングレイ(プレミアムメタリック) | エボニー / クラウド/エボニー | ブラック | 各15台 | |
| バトゥミゴールド(プレミアムメタリック) | エボニー / クラウド/エボニー | ブラック | 各15台 |
※ベースは「RANGE ROVER VELAR S D200」。エクステリア4色×インテリア2種(エボニー/クラウド・エボニー)の全8通りが各15台で、合計120台限定。特別メーカー希望小売価格(消費税込)は参考価格で、税金・登録費用・付属品・リサイクル料金等は含みません。20インチ”スタイル1089″アロイホイール(グロスブラック)、プライバシーガラス、コールドクライメートパックを標準装備。
Roadly編集部コメント
ヴェラールはランドローバーラインアップの中でも、乗用車的な洗練さとSUVらしい存在感を両立させた独特のポジションを持つ。そのキャラクターに「コントラスト」という明確なテーマを与えた今回の限定仕様は、デザインに敏感な層にとって刺さる一台だ。特にバトゥミゴールドにブラックルーフを合わせた組み合わせは、都市の路面で際立つコントラストを最も直感的に体現しているように思える。120台という台数は全国規模で考えると非常に少なく、購入を検討するなら早期に正規リテイラーに確認することをお勧めしたい。コールドクライメートパックが全車標準というのも、通年でドライブを楽しむ層には実用的なポイントとして評価できる。
120台限定というスケールが示す通り、見かける機会は多くないかもしれない。だが、都市と上質さをテーマに丁寧に作り込まれたこのモデルが街中に現れたとき、その存在感は確実に目を引くはずだ。今後の受注状況や実車インプレッションにも注目していきたい。
情報源・出典
- 情報源:Land Rover 公式(日本)
- プレスリリースタイトル:都市を形づくる建築美や光の陰影から着想を得た特別仕様車「RANGE ROVER VELAR URBAN CONTRAST EDITION」2026年7月31日(金)より120台限定で受注開始
- プレスリリースURL:https://pr.jlrj.jp/articles/a262f483-6f4c-407d-8352-caa2cea1198c
本記事は上記のメーカー公式プレスリリースを情報源として、Roadly編集部が事実情報を再構成・独自視点で執筆した解説記事です。プレスリリースの文章・構成・画像を複製したものではありません。詳細は上記リンクよりご確認ください。
※本記事は情報提供を目的とした解説であり、商品・サービスの購入や投資判断を推奨するものではありません。スペック・価格・発売時期等は変更される場合があります。