ルート概要

日光観光の玄関口、日光口パーキングエリアを出発し、霧降高原道路を北上しながら大笹牧場へと向かう絶景山岳ロード。いろは坂と並ぶ「もう一本の日光ルート」として、知る人ぞ知る名道だ。

パーキングエリアを後にし、市街地の喧騒が遠ざかるにつれ、周囲の木々の密度が増し、道は徐々に高度を上げはじめる。視界が突然ひらけた瞬間、眼下には深い渓谷と重なりあう稜線が広がり、山へと引き込まれていく感覚を覚えるだろう。

本ルートのメインロードとなる霧降高原道路は、約24kmを約40分で走り切るコンパクトでありながら濃密な道。夏にはニッコウキスゲの黄色い群落が斜面を染め、秋には紅葉が稜線を彩る。圧巻は高さ107mの「六方沢橋」。橋の上から見下ろす渓谷の深さは、思わず息を呑む迫力がある。

ルート沿いには立ち寄りスポットも点在する。展望デッキから那須連山まで見渡せる「霧降高原キスゲ平園地」は、絶景好きなら外せない。日光山岳エリア最大級のビューポイントとして知られる「六方沢橋」では、駐車スペースに車を停めて渓谷の絶壁を間近で体感できる。また、霧降の滝が目の前に広がる「霧降の滝展望台」も、ルートからのアクセスが良い。

標高1,200mを超える高原に広がる大笹牧場に到着すれば、那須連山を借景にした広大な牧草地がドライブの達成感を静かに迎えてくれる。雄大な空と緑の丘が連なる景色は、山道を駆け上がってきた疲労を忘れさせてくれるだろう。

ルートマップ

※ Google Maps 上では複数のルート候補が表示される場合があります。記事の距離・時間は推奨ルートを基準にしています。

チェックポイント

Start
日光観光の入口ICに位置するパーキングエリア。近くには国道121号との分岐があり、ここから霧降高原道路へアクセスできる。いろは坂とは異なるルートで日光の山懐へ分け入る、もう一本の名道への出発地点として知られている。
日光口パーキングエリア(下り)
Photo by mi lk324 via Google Maps
Point 01
霧降高原道路へ向かう途中に立ち寄れる展望台で、日光三名瀑のひとつ「霧降の滝」を正面から望むことができる。上段25m・下段26mの二段構えの滝は、霧のように水しぶきが舞う様子が名前の由来とされ、四季を通じて訪れる価値がある景勝地だ。
霧降の滝展望台
Photo by Yukari via Google Maps
Point 02
霧降高原道路沿いに位置する展望スポット。1,445段の階段を登った先の展望デッキからは、那須連山や関東平野まで見渡す大パノラマが広がる。6〜7月にはニッコウキスゲの群落が黄色く斜面を彩り、高原ドライブのハイライトとして人気が高い。
霧降高原キスゲ平園地
Point 03
六方沢橋
霧降高原道路上に架かる高さ107mの橋で、栃木県内屈指の高さを誇る。橋の中央付近に設けられた駐車スペースに車を停めれば、眼下に広がる六方沢渓谷の深い切れ込みを間近で体感できる。秋の紅葉シーズンには、渓谷全体が燃えるように色づく絶景が見られる。
六方沢橋
Goal
霧降高原道路の終点に広がる標高1,200m超の高原牧場。那須連山を望む広大な牧草地では、放牧された牛や羊がのんびりと草を食む風景が広がる。レストランや売店も充実しており、ジャージー牛乳を使ったソフトクリームは、山道を駆け上がってきたドライバーへのご褒美として格別の味わいだ。
大笹牧場

このルートを走り終えて

約24km、約40分で標高差800mを駆け上がり、六方沢橋の迫力と稜線の絶景を経て大笹牧場に立つ。いろは坂の喧騒とは対照的な静けさが漂うこのルートは、日光をよく知るドライバーほど「もう一本の名道」として手放せない存在になるだろう。走り慣れた頃に、また季節を変えて訪れたくなる道だ。

フォトギャラリー

実用情報

ドライブガイド

出発地日光口パーキングエリア(下り)
目的地大笹牧場
距離約24km
所要時間約40分
難易度中級
ベストシーズン春・秋|6〜7月はニッコウキスゲ、10月中旬〜下旬は紅葉が最盛期。いずれも週末は混雑必至。
有料道路霧降高原道路は無料。日光宇都宮道路を使用する場合は有料(日光IC〜今市IC等)。
駐車場大笹牧場に無料駐車場あり。霧降高原キスゲ平園地にも無料駐車場あり(繁忙期は混雑)。
注意事項冬季(12月〜3月頃)は積雪・凍結により通行止めの可能性あり。霧が発生しやすいため視界不良に注意。六方沢橋付近は強風時も要注意。